2020年6月3日(水)Market Talkの内容
本日ご質問への回答途中でシステム上の不具合により音声が途切れてしまいました(30分00秒頃)。お客様にはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
以下、文章にて回答内容を掲載いたします。
Q:損切りのめどは一般にどれくらいで考えたらいいでしょうか。
A:一般論はない。トレーディングでは資金効率の面で10%、15%とか適当におけばよい。 ただ、それはトレーディングの世界であって、インベストメントの世界に損切の目処はない。
なぜなら長期では株価は右肩上がりだから。
今回のコロナショックでも、もう下げ幅の8割を取り戻した。
下がったところで投げてしまえば戻りはとれない。
一方、損切だろうが売らなければならないのは当初のエクイティストーリーが違う展開になったとき。
会社の方向性が違ってきたとか、事業モデルが変わったとか、うまくいかないリスクが出てきたとか。
そんなときは買値にかかわらず手放す。
インベストメントでは買った値段は関係ない。
将来の企業価値がどうなるか。
[収録日]2020/06/03 [再生時間]31:28
詳細は動画をご覧ください。
広木 隆(ひろき・たかし)マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
上智大学外国語学部卒業。国内銀行系投資顧問。外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。長期かつ幅広い運用の経験と知識に基づいた多角的な分析に強み。2010年より現職。著書『9割の負け組から脱出する投資の思考法』『ストラテジストにさよならを』『勝てるROE投資術』
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