4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。その決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなりましたが、そうしたなかでも減益予想に反して増益を達成した銘柄も幾つかみられます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に会社予想は減益見通しだったものの予想に反して増益で着地したものをピックアップしてみました。例えば5月13日に決算を発表した大成建設(1801)では2020年3月期の営業利益を小幅な減益と見込んでいましたが、土木事業での採算改善などもあり実績は9%を超す営業増益となっています。

減益予想に反して増益で着地した主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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