月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で先行きが不透明で2021年3月期の業績予想を未定とする企業も少なくありませんでした。しかし、こうしたなかでも業績予想を発表した企業もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に業績予想を発表した企業のなかから二桁の増益予想を発表した銘柄をピックアップしてみました。例えばNEC(6701)では2020年3月期の営業利益が前期比2.2倍となったのに続いて、2021年3月期も17%を超える増益となる見通しとなっています。また、イビデン(4062)やカプコン(9697)でも2020年3月期に続いて2021年3月期も二桁の増益となる見通しとなっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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