4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。そしてその決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなりましたが、特に新型コロナウイルスの感染拡大が始まった第4四半期(1-3月期)に急速に業績が悪化した企業も少なくありませんでした。

投資のヒント
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しかし、そうした第4四半期にも好調な業績を維持した企業もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから第4四半期に2割上の増益を確保し通期も2割以上の増益となったものをピックアップしてみました。例えば富士通(6702)では第4四半期が4割以上の営業増益となり、通期の営業利益も6割以上の大幅な増益となっています。

第4四半期に2割以上の増益を確保し通期も2割以上の増益となった主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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