4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により先行きが不透明で2021年3月期の業績予想を未定とする企業が多くみられました。しかし、そうした銘柄のなかにも増益が期待されているものもあります。

投資のヒント
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こうしたなか昨日はコンセンサス予想が二桁増益予想となっている銘柄を取り上げましたが、今回は会社予想は未定ながらコンセンサス予想が一桁の増益予想となっている銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えばZホールディングス(4689)では2020年3月期が8%を超える営業増益となったのに続いて2021年3月もコンセンサス予想では6%近い営業増益が見込まれています。

会社予想は未定ながらコンセンサス予想が一桁増益予想となっている主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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