2020年7月29日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

ドル安が加速したことで為替にも動きが出てきたようだ。米ドル/円は心理的な節目として意識された105円をブレイクして一時104.95円まで下値を拡大させている。ドル安の背景には米中対立、米感染拡大、FRBの異次元金融緩和などがあげられるが、どれもすぐに改善できる材料ではないので今後もジリジリとドルが売られる展開が続きそうだ。また、あしもとの値動きを見ると「リスクオフのドル買い」はあまりワークしておらず、「リスクオフの円買い」という、いつものマーケットに戻りつつあるように感じる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明日30日(木)未明3時にはFOMCが予定されており、内容次第では上下に振らされる展開もあるが、米ドル/円はショートで臨みたい。FOMCの内容を確認する必要はあるが、前回のFOMCから米コロナ感染者数が拡大していることを考えると、経済の見通しはネガティブで、異次元金融緩和継続となり、大きくドルが買われるイメージはつきにくい。また、例年この時期(夏)になると円高に振れやすいというアノマリーがあり、米ドル/円が4カ月ぶりの安値を付け、個人投資家の米ドル/円ロングが溜まってきたところを見ると嫌な予感がしてくる。マーケットには米中対立、コロナ、米大統領選といったヘビー級のリスク要因を抱えており、ヘッジファンドにとっても円買いの口実は十分だ。さらには実体経済との乖離がある株が突然崩れる可能性もある。もちろん何事も起きなければいいのだが、クラッシュが起こるかもしれないと準備をしておくことは重要だろう。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。