2020年8月7日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日6日(木)の米国株は続伸。米議員らが追加の景気刺激策の取りまとめに向けて協議を進めると表明したことや、トランプ米大統領が一部の措置について大統領権限を行使する考えを示したことから楽観論が拡大したことが要因。加えて、共和党のルビオ上院議員は記者団に対し、上院は6日(木)に中小企業支援策「給与保護プログラム(PPP)」について新たな提案をする可能性があるともコメントしている。ナスダックは1.00%上昇し、1万1108ドルでクローズ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トランプ米大統領は、「コロナワクチンの11月初旬までの実用化が『あり得る』」として、こちらも注目が集まっている。ゴールドが史上最高値を更新し、ドルインデックスが続落。米金利が極めて低水準で推移する中、米ドル/円のみがドル安の流れに遅れている。先週は200カ月SMAが位置している104.00円レベルで支えられ反発しているが、ドル安の流れの中、米ドル/円の上値は限定的。米ドル/円の戻り売り戦略で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。