2020年8月20日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は105円どころの下値の堅さを確認した事で買い戻しの動きが強まっている。ユーロ/米ドルが1.20ドルに乗せられなかった事もドルの買い戻しを後押ししており、昨日19日(水)のNY市場以降はドルが全面高となっている。本日20日(木)朝は米ドル/円が106.20円台に続伸する場面も見られた。日本時間20日(木)未明の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、イールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)の導入に消極的な姿勢が示されるなど、市場が期待したほどハト派的な内容ではなかった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ドル反発で米ドル/円はボリンジャーバンドのセンターラインである20日移動平均線を回復。相場はひとまず中立ゾーンに戻ったと見られ、改めて次なる方向感を模索する事になりそうだ。手掛かり材料としては、引き続き米長期金利(国債利回り)に注目。材料面では米新規失業保険申請件数の結果に注目したい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。