2020年9月3日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日2日(水)の米ドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。次期首相の大本命である菅官房長官が自民党総裁選の出馬会見で「『アベノミクス』を責任をもって引き継ぎ、さらに前に進めていきたい」と述べた事で円売りが優勢となった。ユーロやポンドに対してドルが買い戻された事も米ドル/円の支えとなり、一時106.30円前後まで上昇した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

海外株高や「スガノミクス」への期待から日本株・アジア株の上昇が見込まれる中、本日3日(木)も円売り優勢の流れは続きそうだ。他方、昨日2日(水)発表された米8月ADP全国雇用者数が42.8万人増(予想:100.0万人増)に留まった事で、明日4日(金)の米8月雇用統計への不透明感も浮上している。このため、明日4日(金)に向けてドル買いの動きはやや鈍る可能性があろう。本日3日(木)の米ドル/円は106円台前半を中心に強持ち合いの展開が見込まれる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。