2020年9月8日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日7日(月)に出てきたブレグジット絡みのニュースで、現在ポンドが相当弱そうだ。これが英ポンド/円の売りにつながり、米ドル/円もさらに重たくするとみている。米ドル/円は105.00~107.00円のレンジに挟まれているが、まだしばらく揉み合うのではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは105.00~107.15円。バイアスは下で見ている。106円台後半から107円台にかけては実需の売りもあるだろうし、テクニカル的なレジスタンスも結構ある。そのため、107円に近いところを引き付けて売る戦略で臨みたい。この状況では、利食いを大きく取りに行くのは危険なので、106円台後半から107円にかけて売り先行で入り、105.50円まで行かない手前、例えば105.55円付近などで買い戻したいところ。また、105.20円や105.10円のレベルは、もし、ここを切ってくれば更に下を狙いに行くのだろうが、現在はその流れは、まだあまり想定していない。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。