2020年9月16日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
菅新政権に対する海外勢の見方がぱっとしない。「アベノミクス」が消滅しても「スガノミクス」があるとのことで、米ドル/円や日本株を買い戻した流れも先週まで。今週に入ると、海外勢は日本株と米ドル/円のロングを落とし始めている。米ドル/円は現在105.26円。安倍辞任時の安値を割り込んできている。これまでの相場では米ドル/円の104円台ではドルショートを全て買い戻していなければ、戻されていたのだが、新政権下でも米ドル/円がサポートされるのかどうかに関して、久しぶりに米ドル/円の動向に注目が集まっている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
マーケットではユーロ/米ドルに対して強気な意見が多いのだが、結局1.19ドル台も回復できず。ただ1.1750ドルも割り込めないため、ユーロ/米ドルは当面レンジ圏内での動きとなりそうだ。結局、ユーロ/円がじり安に。戦略的には米ドル/円、もしくはユーロ/円の戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。