2020年9月24日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日23日(水)の米ドル/円は、米国株が大きく下落する中、一時105.49円前後まで上昇した。追加経済対策を巡る米議会の膠着などを背景に、景気の先行きに不透明感が広がり、リスク回避のドル買いが強まった。資源国や新興国通貨に下落圧力がかかる中、ドルは売り持ちの解消と見られる動きで全面的に上昇。通常はリスク回避局面で最も買われる円よりもさらに強かった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、戻りの「第一関門」であった105.10~20円前後の抵抗を突破。「第二関門」である20日移動平均線(105.62円前後)を視界に捉えた。とはいえ、リスク回避局面でのドル高・円安の持続性には疑問も残る。20日移動平均線から日足一目均衡表の雲の下限が通る「第三関門」の106.00円付近にかけては、戻り売りが優勢となる公算が大きいだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。