2020年9月29日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は、先週の日本の祝日、21日(月)に104円ちょうど付近まで下落した。短期勢が大量に売り込んだものの、104円台ではGPIFなどの買いが出たことと、売りを仕掛けた分の損切りで上昇し、105円台後半で損切りが一掃された形だ。日足の一目均衡表を見ると、雲の上限が106.17円付近に位置しているが、これを上抜けしたとしても90日移動平均線が落ちてくるであろうことから、90日移動平均線手前では売りで入りたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、104.45~106.45円。レンジ内で揉み合いを予想しつつ、ドルの売り場探しをしたい。ドル売り材料としては米経済の先行き懸念、コロナ問題、米大統領選など。引き付けて売り場探しをし、104円台では一旦しっかり買い戻しをしていく戦略を考えている。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。