2020年10月2日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日1日(木)、10月初日の米国株は続伸。大型テクノロジー株を中心に買いが入り、ナスダックは1.4%上昇。追加景気対策法案の合意への期待感が背景に。しかし、ペロシ下院議長とムニューシン財務長官の交渉はまだ妥協点を見いだせない状況。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替市場ではポンドが乱高下。EU離脱協議を巡って相反する内容の報道が伝わる中、極めて荒い値動きに終始。先月はナスダックを筆頭に、クロス円も大きな陰線を伴って下落。月末から調整モードに入っているが、ECBやRBAが通貨高を牽制しているユーロ/豪ドルと豪ドル/米ドルの戻りは限定的。豪ドル/円は現在、75.85円レベルで推移。高値から直近安値までのフィボナッチは下記の通り。61.8%=76.75円、50%=76.22円、38.2%=75.69円。77.00円の節目をバックに豪ドル/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。