2020年10月6日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は、105円台の居心地がいいようだ。106円台にもつっかけず、かといって105円もしっかり割れないのが現状。一瞬割ったのは、トランプ米大統領のコロナ感染報道後だったが、すぐに根を戻した。ここからしばらく、105円台中心のレンジが続きそうだ。まず、下方向の104円台~105.20円付近は本邦輸入企業の買いと機関投資家の押し目買いが出てくる可能性が高い。一方、上方向の106円台では、本邦輸出企業の売りとロング勢の利食い、そして下で買っている機関投資家のヘッジ売りが出てくる可能性がある。よって、104円台の買いと106円台の売りのにらみ合い状態で、105円台の平原では小競り合いをやっているかのようで、方向感はあまりない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、104.45~106.45円。基本的には跳ねたところの106円台で売り場探しをし、104円台後半~105円台前半でショートの買い戻しをしたい。そして、なおかつ、その後にロング構築を考えたいところだ。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。