2020年10月7日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日6日(火)の米国株は大幅反落。終盤まで堅調に推移していたものの、トランプ米大統領が追加経済対策の協議停止を交渉担当者に指示したことを明らかにすると一気に反落。「選挙後まで交渉を止めるよう担当者に指示した。私の勝利直後に勤勉な米国の人々や中小企業を対象とした大規模な景気対策法案を通す」とツイート。反トランプのCNN世論調査ではバイデン氏の支持率57%対してトランプ氏が41%とトランプ氏の感染は同情票につながっていないとした。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国株の反落により、クロス円は下落。豪ドル/円も75.00円レベルまで反落。豪ドル/円の直近高値と安値の50%戻しが76.22円。10月6日の高値は76.16円。

結果、
1.豪ドル円は50%レベルまで戻して反落
2.TD Comboカウントダウンの13をつけて反落

追加経済対策案の協議停止という報道をきっかけに、そしてテクニカルでは1と2を材料に豪ドル/円は調整を終え、再び下値を探る展開だと想定している。豪ドル/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。