2020年10月20日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は105円台の揉み合いが続いており、何をきっかけにこの狭い水準を突破するのかが不透明な状況だ。106円台の重さと104円台後半の底堅さというのが、これまでの値動きから明らかなため、今週も引き続き同じようなレンジを踏襲すると考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジは、先週同様、104.85~106.20円。あまり動きのない「レンジ相場感」が非常に強いが、だからこそ中途半端なところでの参入は避け、その中で106円に近いところで、引きつけての売り場探しをしたい。売り先行で入って確実に利食いをするスタイルが得策。現状のような相場では、回数をやろうとすると中途半端なところで入ってしまう危険性があるため、回数を多くやるトレードは望まないほうが賢明だろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。