2020年11月5日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日4日(水)の米ドル/円は、大接戦となった米大統領選の開票状況を睨みつつ乱高下した。トランプ氏の予想外の健闘でドルを買い戻す動きが強まるとストップロスを巻き込んで105.34円前後まで上昇。しかし、次第にバイデン氏が優勢との見方に傾くと再びドルが売られ、104.15円前後まで下落した。米大統領選については、本日5日(木)日本時間朝の時点で開票が終わっていない4州のうち一つでも取ればバイデン氏の勝利が決まる見通しだ。ただ、そうなればトランプ氏は郵便投票の有効性を巡り法廷闘争に持ち込む公算が大きい。当面は、米政治の不透明感がくすぶり続けると見られ、米ドル/円は方向感を欠く展開が続きそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明日6日(金)日本時間早朝は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策を発表するが、大統領選の着地点が定まらない中で、「様子見」「緩和維持」のスタンスを示すと見られ、手掛かり材料にはなりにくいだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。