先月までの動き

年金改革ウォッチ
(画像=PIXTA)

企業年金・個人年金部会では、DC(確定拠出年金)の拠出限度額の見直しについて議論が重ねられ、見直し案が概ね了承された。年金広報検討会では、11月の「ねんきん月間」や11月30日の「年金の日」にちなんで実施される「令和の年金広報コンテスト」の中間状況が示され、2022年10月に施行される被用者保険の適用拡大に向けた広報活動案の概要が議論された。

ポイント解説:確定拠出年金の拠出限度額見直し

企業年金・個人年金部会は10月・11月と連続して開催され、確定拠出年金の拠出限度額の見直しについて議論が深められた。本稿では、大筋で了承と報道されている見直し案を確認する。

 1|議論の経緯:今年5月の改正法成立を受け、6月から政令事項の検討を開始
 2|見直し1:確定給付型企業年金と併設時の企業型確定拠出年金の拠出限度を精緻化
 3|見直し2:企業年金と併用時の個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出限度を一本化