2020年12月22日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
閑散な相場の中、基本的には米ドル/円の売りが強いと思っている。よく、「閑散に売りなし」と言うが、閑散な中で売り仕掛けが来たら怖いという気がする。今週はクリスマス休暇でほとんどの海外勢が休んでいる。今動いている海外勢というのは、トレードの成績の悪い人たちで、そういった人たちが最後のあがきをしている状況だ。海外勢は28日(月)から収益カウント的に新年の始まりで、30日(水)分から受渡日が新年の2021年となるため、ここから本格的な始動となる。そんな中、日本は正月休みに入る流れのため、ムード的に海外との温度差が生じる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは102.50~104.45円。戦略的には売りから。流動性が低くなるため、リスク管理をしっかり行いつつ臨みたい。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。