クリエイティビティは料理で鍛えろ!

「仕事にはクリエイティビティが必要だ」と言われ続けています。先行き不透明な現代はとりわけ必要な能力になるのは間違いないでしょう。

料理はまさにクリエイティブの連続です。あり得ない組み合わせから、驚くほどおいしい料理が生まれたりします。例えば、豚バラ肉を「コーラ」で煮てみてください。びっくりするほどとろとろの「角煮」が出来上がります(※本記事の最後にレシピを紹介します)。

もちろん、最初はレシピ通りに作ってみるほうがいいでしょう。まさに守破離の「守」にあたる段階であり、まずは基本の型を知ることが大事だからです。

でも、その先はまったく自由です。材料をちょっと変えてみたり、二つの料理を組み合わせてみたりするだけで、まだ名前のない新しい料理が次々に生まれます。

仕事でクリエイティビティを発揮する機会は決して多くないかもしれませんが、料理なら毎日できて、しかも家族に食べてもらうことで「フィードバック」も得られます。そのフィードバックをもとに、「PDCA」サイクルを回していくことで、さらに料理はレベルアップしていくでしょう。

料理はまさに自分のクリエイティビティを鍛える、絶好の機会なのです。

感動のコーラ煮 レシピ

●材料(3~4人分)
豚バラブロック肉…400 g
長ねぎ… 1/3本
A:コーラ…150ml しょうゆ、みりん 、水… 各40ml
チューブしょうが… 5cm

1.長ねぎは2cm幅の斜め切り、豚肉は2cm幅に切る。

2.鍋にA、豚肉を入れ、蓋をして中火で20分煮る。

3.長ねぎを加え、3 ~ 4 分煮て火を止め、チューブしょうがを加えて軽く混ぜる。

※しょうがは仕上げに加えると、香りが立っておいしくなります。

ジョーさん。(料理研究家)
(『THE21オンライン』2020年11月10日 公開)

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