2021年1月6日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

マーケットは米ジョージア州での上院議員選挙の決戦投票の結果待ちで大きな変化はなし。本日6日(水)、日本時間午前10時30分時点でのジョージア州の開票はまだ始まったばかり。1月のマーケットの行方はこのジョージア州の決選投票により、民主・共和のどちらの政党が、連邦上院の過半数を握れるかが決まる。現段階では、共和党が上院の50議席を確保する一方、民主党は48議席。保守層から大きな支持を得ている現職の共和党2議員デイビッド・パデューとケリー・レフラーが議席を守った場合、共和党は上院で52議席を確保し、過半数となる。しかし、両議員が議席を失った場合、上院勢力は50対50に。同数の場合、民主党のカマラ・ハリス次期副大統領が、決定票を持っているので、上院も民主党が過半数となり、結果、米国はトリプルブルーとなる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

これまで、上院は共和党が取るため、株にはポジティブというのがコンセンサスだった。そのため、トリプルブルーは株にネガティブになるはずなので、今週はジョージア州上院議員2議席の決選投票に注目。米国の共和党支持の西原氏友人によれば、すごい接戦となっているのでどちらが勝つのかは全くわからないとのこと。大きな流れは豪ドルを中心としたドル安トレンドが継続。ただドル安は売られ過ぎ圏内に入りつつあるため、今月はドルの反発にも警戒したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。