2021年1月8日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日7日(木)のマーケットでの注目はビットコイン(以下:BTC)。BTCは初めて4万ドルを突破。現在、410万円レベルで推移。先月200万円に接近して暴騰といっていたのが、一ヶ月足らずで2倍に急騰。これで仮想通貨全体の時価総額は1兆ドルに拡大。報道によれば、前回の出川組による急騰と違い、今回は米国の機関投資家の買いも投入されているため、大きな押し目もなくあっさり2倍に。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国に関しては、米民主党のチャック・シューマー氏はトランプ米大統領が政府への反乱を扇動したとして、即刻免職されるべきと訴えている。シューマー氏は声明で、ペンス副大統領が大統領顧問団の合意を得て、米国憲法修正第25条を発動し、20日(水)にバイデン次期大統領が就任するまで、大統領職を遂行すべきだと主張。そうしなけば、「議会を再招集し大統領を弾劾する」と表明。今回のトランプ米大統領のスタンスには、さすがに民主党に同調する共和党議員も登場。こうした米国政治の混乱においては、リスクオフに傾くことも多いのだが、今回は米国株は上昇。トリプルブルーにより、さらなる景気刺激策に対する期待が背景に。米国政治の混乱の中、週超えのリスクは大きくとれないが、豪ドル/円の押し目買い継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。