2021年1月21日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日20日(水)の米ドル/円は、この日第46代米大統領に就任したバイデン氏の大型経済対策に対する期待などから株価や資源価格が値上がりする中、103.45円前後の安値を付ける場面もあった。いわゆる「リスクオンのドル売り」の動きであったが、一昨日19日(火)は同じ株価の値上がりを背景に「リスクオンの円売り」が優勢だった。足元の米ドル/円は規則性に乏しい「日替わり相場」の様相であり、本日21日(木)も一方向に大きく動く事は考えにくい。20日移動平均線(103.60円前後)を挟んで推移する公算が大きい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日21日(木)は日銀が金融政策の発表を行う。日銀は3月会合をめどに金融緩和策の点検を行う事を表明しているため、今会合で政策変更が発表される公算は極めて小さい。3月点検のヒントくらいしか見どころはなさそうで、円相場への影響も小さいだろう。そもそも、3月点検を事前にアナウンスしている時点で、サプライズの要素は薄いと考えられる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。