2021年1月26日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円の日足チャートを見ると、行きたい方向はどうも上に見える。ただ、104円台には物理的に実需の売りがあるため、上がりづらい展開のようだ。よって、たとえば少し下がるのを待って、103円台前半まで落ちたら買うという戦略もありなのかもしれないが、方向性が明確でないうちは103円ミドル近辺では手を出さないようにしたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは先週と同じく、102.85~104.65円。ただし、目先は上がりそうな気もするので、低いところではあまり売らないようにして、十分に引き付けてから売りで入りたい。具体的には、104.30~104.50円ゾーンが売り場。利食いは103円前半で半分、残りは103円ちょうど付近で、と考えている。その後102円台に入った場合、ロングを取れるかどうかは実際の流れを見ないことにはまだわからないため、実際の流れを見ながらの判断で臨みたい。また、もし予想レンジ上限である104.65円を上抜けた場合は流れが完全に変わるため、注意が必要だろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。