2021年2月3日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日2日(火)の米国株は続伸。まず「Reddit(英語圏のウェブサイト)トレード」が下火となったことがポジティブな要因。もうひとつは米企業決算。通常取引終了後に発表されたアルファベットとアマゾンの四半期決算は、売上高がともに市場予想を上回る結果となった(アマゾンはジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が2021年7~9月(第3四半期)に退任することも発表している)。S&Pは前日比1.4%高の3826。NYダウは1.6%高の3万687ドルでクローズ。一方、Redditトレードは総崩れしており、GMEとAMCエンターテインメント・ホールディングスはともに40%を超える下げを記録。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替市場ではドルインデックスが上昇。マーケットはリスクオンだが、株とは関係なく、ドルの買い戻しが進行。ブルームバーグによれば、先物のショートカバーが中心。ユーロ/米ドルはやっと1.2050ドルを抜けて下落するも、1.2000ドルの節目をブレイクできず、安値は1.2012ドルどまり。ただドルインデックスの反発に加え、ECB当局からのユーロ高牽制コメントも加わり、ユーロ/米ドルの上値は限定的なまま。1.2000ドル割れを目指して、ユーロ/米ドルの戻り売り継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。