2021年2月5日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日4日(木)の米国株市場では、S&Pが4日続伸。この日発表された米労働市場の指標が緩やかな改善を示唆したことがきっかけだが、GameStop騒動が一段落したのが、株価を押し上げた形。GameStopは53.50ドルに急落している。一時500ドル近くまで急騰していたので凄いボラティリティだ。S&Pは前日比1.1%高の3871ドルでクローズ。ナスダックは1.2%上昇。米ドル/円は107.57円まで上昇。200日単純移動平均線が107.58円に位置しており、そのレベルまで上昇。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先月から戻り売りを繰り返してきたユーロ/米ドルはやっと1.2000ドルを割り込んできた。1.1500ドルを割り込むのは難しいと想定しているので、1.1600~1.1700ドルレベルがターゲットだろうか。一方、ユーロは対豪ドル、対ポンドでも値を下げており、ユーロ/英ポンドやユーロ/豪ドルも続落。本日5日(金)は米雇用統計も控えているので、ここからは対ドルより、ユーロクロスでのユーロ売りのほうがリスクが限定的かもしれない。ユーロ/英ポンドやユーロ/豪ドルの戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。