本記事は、安田正氏の著書『超一流の強運力』(ポプラ社)の中から一部を抜粋・編集しています
悩んだら、成長曲線を意識する
行動を始めても、実際のところ、最初の半年間は実感を得られないことのほうが多いでしょう。努力しているのに進んでいる実感がゼロ、もしくは進んだり戻ったりを繰り返す感じです。
すると、「こんなことをしていて意味があるのか」「本当にゴールに近づいているのか」という思いが湧いてきて、挫折しやすくなってしまいます。
そのようなときに思い出してほしいのが「成長曲線」です。
下の図は、夢への成長曲線を表したものですが、そこにあるように、ほとんど成長していないような時期が長らく続き、半年から一年経ったある時点を境に一気に上がります。
これは売上なども同じです。私のビジネスでも、何度もこの成長曲線を経験してきました。
そして、このほとんど成長の実感が得られない最初の時期に、みんな諦めてしまうのです。
その気持ちはよくわかります。毎日何かしらやっているのに全く変化を感じられなかったり、あるいは時にマイナスになってしまったら、努力している分、本当に気持ちが萎えてしまうことでしょう。
しかし、これは「夢」へ近づくためには必ずみんなが通る道です。
この期間は、決して無駄な時間ではありません。実は、ここで運を貯めているのです。私はそう考えます。
貯めていればいるほど、後々大きな運がやってきます。
逆に、努力してすぐに結果のようなものが出たとしても、それは強運といえるほどの運ではありません。
成長曲線の急カーブがやってくるタイミングは人によって早い、遅いがあります。なぜなら、人それぞれの創意工夫、改善の数によるからです。このことも知っておくと、かなり気持ちを安定させることができます。
継続していれば、必ず変化の兆しは現れます。
それを励みに、強運へ一歩一歩近づいていってください。
強運ポイント
最初の兆しは「半年」が目安。 そこまでは成長の実感がないものだと心得ておく。
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