2021年2月9日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週も米ドル/円が上昇する局面が続いているという話をしたが、106円台はさすがに上値がかなり重いようだ。現在、マーケットのショートも減ってきているので、損切りもかなり減っているという判断をしている。方向性はトレンドラインが確かに上値も下値も切り上げてきているので、買いから入る流れだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは104.30~106.70円。ここから104円のミドル付近までの下落はあってもおかしくないが、これはロングの調整だと思っている。ただ、104円ミドルを割った場合でも、下落の可能性としては104.30円付近までを想定しているため、そのレベルを予想下値に設定した。米ドル/円日足チャートをみると、上昇チャネルと200日移動平均線で上値を止められているが、上昇基調になっているため、レベル感で売るのではなく押し目を買うスタンス、104円ミドルの押し目を買って105円後半から106円台はしっかり利食って行くスタンスで臨みたい。だが、105円ミドルでは新規のロングは取らないほうがいいだろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。