2021年3月2日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週2月26日(金)、2月の最終営業日に、突然リスクオフに襲われ、日経平均をはじめ、世界的に株価が調整した。このきっかけとなったのは米国の長期金利。現在、米長期金利は落ち着いてはいるものの、バイデン経済プランが実現することはほぼ確実なため、米長期金利は再び上がってくるだろう。1.6%を超えてくると、1.8~1.9%が目標となってくるため、1.6%を超えてくるような上昇になると、資産市場に更なる調整覚悟が必要かと思われる。この現在の調整が、短期的なもので終わるのか、それとも継続するのかが、次の焦点になってくる。そんな中、本日2日(火)の日経平均は3万円台に乗せるのかと思いきや崩れてきており、やはりもう少し調整が必要なようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替における調整の中心は豪ドル。豪ドル/米ドルで、しばらくは、0.7700~0.7800ドルの揉み合いが続くと思われるが、直近最安値の0.7700ドルを割り込んでくると、調整が深くなり、0.7500ドル台辺りまでの下落は覚悟したいところ。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。