2021年3月3日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週注目のRBA(豪州準備銀行)だが、昨日2日(火)の政策金利と声明発表ではまず、政策金利と3年国債利回り目標を0.1%で据え置きとした。声明文では、新型コロナウイルスによる落ち込みからの豪州経済の回復は、想定以上に力強いと指摘。通貨に関しては、豪ドル/米ドルは近年のレンジの上限にあると指摘している(The Australian dollar remains in the upper end of the range of recent years.)。つまり2月25日(木)の高値である豪ドル/米ドルの0.8000ドルは節目として、意識しているとの事。

現在の為替相場の戦略やスタンス

通貨に関してはスピード調整の意味合いで示唆した程度だが、当面豪ドル/米ドルのマーケットは0.8000ドルレベルを意識させられるとみる。豪ドル強気スタンスには変わりないが、上値が当面キャップされるのであれば、押し目を待ってのトレードが必要。豪ドル/米ドルは0.8000ドルがキャップされると意識して、豪ドル/米ドル、豪ドル/円とも上値を追わず押し目買い継続で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。