2021年3月5日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日4日(木)の米国株は大幅安。下落のきっかけは米国債利回りが1.56%へ上昇した事。そして、米国債利回り上昇の要因は、パウエルFRB議長が「市場の無秩序な状況や金融環境の持続的なタイト化が見られれば懸念するだろう」と述べたものの、高まっているボラティリティー抑制に向けた具体的な対策は示さなかった事。米国株はこれで3日続落。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今年2021年の米ドル/円は、103.20円での3者会合、マイナス金利の噂、そして菅総理の「為替を注視している」コメントなどもあり、基本的には底堅く推移。昨年2020年後半までは、株安によるリスクオフで円高になる時と、ドル金利の上昇でドル高になる時が混在していた。しかし先月2月から「米長期金利の上昇=米株下落=米ドル/円の上昇」という流れが鮮明に。よって、米ドル/円の押し目買いで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。