2021年4月23日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日22日(木)の米国株は反落。S&Pは5週間ぶりの大幅安。バイデン米大統領が富裕層に対するキャピタルゲイン税を現行のほぼ2倍に引き上げることを提案する見通しとの報道が株を押し下げた展開。所得が100万ドル(約1億800万円)以上の個人に対するキャピタルゲイン税率を現行の20%から39.6%に引き上げるとの提案のようだ。投資収入に対して現在課している付加税を合わせると、税率は最高で43.4%に達する可能性がある。これで、増税実施前に株式を売却する動きが一部投資家から出るとの連想でS&Pが崩れた展開。増税は政権公約には入っているが、税率が最高で43.4%に達するというのは株には極めてネガティブ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米10年債利回りも再び1.54%へと下落し、米ドル/円も再び108.00円割れ。このところ主要通貨も方向性なく乱高下しているため、FXは一旦様子見。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。