2021年5月11日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

ドル高基調が続いていたところに、先週7日(金)の米雇用統計で冷や水を浴びせられた格好となった。ただし、大きな流れはまだドル高のようだ。また、今週はGWの本邦輸入企業の動きのズレ込みが大量に出てきているため、五十日でなくとも仲値は高いと思う。仲値が決まればそこから上がらない可能性はあるが、下がったところでは輸入の買いが順調に出そうな気がするので、107円台後半から108円台前半にかけては絶好の押し目買いゾーンではないだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは107.70~109.70円。110.00円にはなかなか届かないと思うのでロングの利食いは109円ミドルから上で行ないたい。先週3日(月)米ドル/円は109.70円付近を天井に崩れたため、109円ミドルにかけては重くなるだろう。しばらくレンジ内で揉み合いを続けつつ、あとは米経済指標が雇用統計程悪いのかを見に行く相場になると考えている。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。