2021年5月14日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日13日(木)は、注目が集まった4月の米PPIが市場予想を上回る伸びとなり、インフレ圧力が強まっている兆候が新たに示されたものの、前日発表されたCPIの結果によりPPIの数字は十分に予想されていたことからマーケットは大きな動きはなし。米国債は反発し、10年債利回りは3.4bps下がり、1.66%でクローズ。米国株は買い戻し優勢。NYダウは1.3%上昇。CPIでのサプライズによるリスクオフが、PPIで調整が入った展開。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週はiron ore(鉄鉱石)が値を下げたことも豪ドルの上値を抑えた要因だが、そのiron ore(鉄鉱石)も下げ渋り。Lumber(木材)も同様。当然調整はあるものの、ポストコロナで高まったiron ore(鉄鋼石)やLumber(木材)の需要は収まらないと想定しているため、豪ドル/円やカナダ/円は押し目買い継続。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。