2021年5月18日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在の米ドル/円は108円台後半~109円台後半で推移しているが、どうもこのあたりが居心地の良い水準のようだ。110.00円には実需も含めて、かなりまとまった売りがありそうだし、108円台は本邦輸入企業の買いが待っていそうで、両サイドがっちりしている。そんな中、109円台で揺れ動いているという感じだ。このレンジを動かすには余程のインパクトがあるニュースや経済指標結果などがないことには難しいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは108.50~110.35円。ただし、週初から上を狙えば110.00円を抜ける可能性もあるかと思い設定したものの、頭が重い状態のため、そのレンジ内でも108.80~109.70円をコアレンジとして考えたい。戦略的には押し目買いから入り、110円に近いところでしっかり利食うスタンスで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。