2021年5月25日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は先週、安値が108.57円付近、高値が109.50円付近と、1円に満たないレンジでの推移となった。110円の頭が重い中で、下方向を見ても、108.50円も割れておらず、これといった動きがない。今週もし108.50円も割ったとしても108.00円は割れないと見ている。先週に引き続き、108.00円にかけての本邦輸入企業の買いと、110円にかけての本邦輸出企業の売りとに挟まれている状況だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは108.00~110.00円。その中でも108.50~109.50円がコアレンジ。戦略としては108円台前半をしっかりと引き付けて買って、108円台後半から109.00円にかけて売り場探しをしたい。また、日足チャートをみると、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルが基本まだ上昇トレンドのようなので、大きな流れではドル売りになるだろう。よって米ドル/円においては今週は下がったところを買っていきたいと思っている。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。