2021年5月26日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

過去1カ月の仮想通貨の暴騰と暴落を経て、マーケットは一旦沈静化。今年の為替相場は、英ポンド/円、豪ドル/円の上昇から始まり、3月の米ドル/円の上昇へと継続。その後、カナダドル/円が急騰して以降、総じて方向性を失って大きな動きがなくなってきた。10%程度の乱高下は日常である仮想通貨と比較すると安定している為替相場。そのため、25倍までレバレッジをかけられるし、ノーマルマーケットではストップロスはそれほど乖離して約定されるわけではないので、資金管理しやすいという意味もあり西原氏の主戦場はFXでもあるわけだ。ただ、いつみてもFXはあまり動かないと、収益のためにレバレッジをあげたくなるが、ここはちょっと我慢して無駄にレバレッジをあげないことがポイントだろうか。こういう膠着相場の時にレバレッジを上げるトレーダーは、いざとい言う時に逆にレバレッジをあげて勝負に出られないことが多いので、こういう時は自分がどういうときに勝負をかけたいか精査する局面だと考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

主要通貨に明確な方向性がなくなってきたので、システムのサインどおりにユーロ/円のショートをキープしているのみ。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。