2021年6月4日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日3日(木)のNY市場では、ドル全面高。5月の米民間雇用者数が前月比97万8000人と、ほぼ1年ぶりの大幅な伸びを示したことをきっかけに、米国債、ゴールドとも下落。米10年債が3.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇し、1.63%へと上昇。呼応して、ドルが全面高に。そして米10年債利回りよりも西原氏が個人的に気になっているのがドルインデックス。米10年債利回りの上昇は緩慢だが、ドルインデックスの形状が底堅く、ドルの反発を示唆している。西原氏が使用しているデマークインディケーターもユーロ/米ドルのトップアウトを示唆。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日4日(金)は米雇用統計を控えているため、リスクコントロールは慎重に行いたいところだが、ドルインデックスの動きを横目にユーロ/米ドルの戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。