日経平均   28,875.23 円 △ 0.34 円
≪東証一部≫
売買高    8億4,248万株
売買代金  1兆9475億4200万円
値上り銘柄数 924 銘柄
値下り銘柄数 1,155 銘柄
騰落レシオ(25日) 95.75 %
為替 1ドル=110.83 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

大きく動くことはなかったが、冴えない展開が続く

米国株はまちまちとなったが、特に手掛かりに乏しい中で手仕舞い売りに押されるものが多く売り先行となった。寄り付きの売り買いが一巡となった後も手仕舞い売りに押されて指数は何度か下値を試す動きとなった。それでも28,800円を割り込むと買戻しも入るということで買い直され、今度は上値を試す動きとなった。28,900円を超えると売られるという状況で堅調ながらも上値の重い展開で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は手仕舞い売りに押され、後場に入ると軟調な始まりとなった。いったん28,900円を試す動きもあったが抜け切れないとなると閑散としたなかで徐々に手仕舞い売りに押される展開となり、引けを意識する時間帯からは売り急ぐ動きも見られて冴えない展開となった。結局最後まで買い気に乏しい展開でや狭い範囲での動きとなった。

小型銘柄も閑散としたなかで小動きとなった。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って小幅高だった。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を動かすことも方向付けることもなく、閑散とした展開だった。

買われ過ぎの修正は続いているものの売り急ぐということでもなく、買い気に乏しい中で今日も小動きだった。動いた方に付くということなのだろうが、全く動かないことで動かないという感じだ。それでも買い気に乏しい感じでもあり、値動きの悪さから見切り売りが出ると一気に売られるということになりそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
雲の上限や25日移動平均線に上値を押さえられている。まだまだ雲の中で上値の重い展開が続きそうだ。

☆ あれやこれやと一言 ☆

昨日同様に全く動きが見らないという感じだ。上がれば売られ、下がれば買われるということで個々の銘柄が動きがないことで指数自体も動かないという感じだ。何を物色していいのか分からず、何に反応していいのかわからないということだろう。

結局、ここまで上がるから買う、下がるから売るということだけで相場が成り立っていたものが上がらないから買わない、下がらないから売らないということで動かなくなっているということだ。まだまだ買われすぎ銘柄の修正も続いている感もあり、冴えない展開が続くのだろう。

今度は何に反応するのかというと恐らく月末月初の持高調整ということになりそうだ。6月決算というのも案外多いので、その関係で動きがでるということもあるだろう。配当や株主優待などの動きで買われたり売られたりということになるかもしれない。

6月、12月の決算銘柄が指数の波乱要因となる可能性もあり、日経平均に影響の大きな銘柄とともに注意しておくといいだろう。そして週末から来週は月末の売りに警戒しながら、月初の買いに期待することになるのだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。