日経平均   28,783.28 円 △ 76.24 円
≪東証一部≫
売買高    9億0,455万株
売買代金  2兆0733億8100万円
値上り銘柄数 767 銘柄
値下り銘柄数 1,298 銘柄
騰落レシオ(25日) 98.13 %
為替 1ドル=111.58 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株高で買い先行で上値の重い展開

米国株高を受けて買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も週末の手仕舞いの買戻しが入ると一段と上昇、上値を試す動きとなった。28,800円を超えると手仕舞い売りも嵩んで上値が重く、上値が重いと手仕舞い売りも嵩んで上げ幅を縮小となった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場に入るといつものように指数は小動きとなった。再度28,800円を試す動きとなる場面もあったが、やはり抜けきれず方向感が見れませんでした。引けを意識する時間帯からは買戻しと手仕舞い売りやヘッジ売りが交錯する形だったが、結局最後まで動きは見られず堅調ながらも上値の重い展開でした。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものと手仕舞い売りに押されるものがありまちまちだった。東証マザーズ指数は小幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いは少なく、持高調整の売り買いが中心で方向感を出すようなことはなかった。

今日も月初の買いは入っていたのだろうが、手仕舞い売りも多く指数の上値は限られた。指数に影響の大きな銘柄の買われ過ぎの修正が続いているということで指数は上値の重い状況となっている。買うに買えず、売るに売れず、という状況だろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
引き続き基準線にサポートされ、25日移動平均線に上値を押さえられて雲の中での動きとなっている。雲の上下をどちらに放れるかが注目される。

☆ あれやこれやと一言 ☆

相変わらず方向感に乏しく、月末があっても月初があっても週末があっても動かないという状況だ。結局何を見て動くかというということになるが、米国株が大きく上昇するとか、大きく下落するということに反応することになるのだろう。

今晩の米国の雇用統計も特に動きがないということになると、さらに膠着となるか、あるいは手仕舞い売りに押されるということになるだろう。買戻しを急ぐということで大きく上昇することはないのではないかと思う。空売りがここから積み上がるにはいったん上昇しないと積み上がらないのではないかと思う。

指数に影響の大きな銘柄を中心に買われ過ぎた銘柄の修正安もまだ不十分で売るに売れず、買うに買えずという状況が続いている。動いた方に大きく動くということなのだろうが、結局は日銀の金融政策などがはっきりとしないと動けないということだろう。

また、4~6月期決算が発表になる今月末まで動けないということもあるかもしれない。その前に東京五輪・パラリンピックがどうなるか、というようなことも直接的に株価に影響があるというよりはセンチメントとして影響もあるのだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。