日経平均 27,652.74 円 ▼ 350.34 円
≪東証一部≫
売買高 9億5,163万株
売買代金 2兆0666億1700万円
値上り銘柄数 217 銘柄
値下り銘柄数 1,912 銘柄>
騰落レシオ(25日) 86.01 %
為替 1ドル=
☆ 市況概況 ☆
相変わらず買い気に乏しく下値を試す展開
週末の米国株が軟調となったこともあり、売り先行となった。指数に影響の大きな銘柄のなかには売り気配から始まるなど日経平均は大きく下げての始まりとなった。寄り付きの売りが一巡となったあとは下げ渋りはしたものの戻りは鈍く、戻りの鈍さを嫌気して再度売り直された。節目と見られる27,500円を下回ると買戻しも入ったが大幅安となった。
昼の時間帯は買い戻しも見られて値持ちは良く、後場は下げ幅縮小した状態で指数は小動きとなった。戻りも鈍い一方で売り急ぐこともなく、27,600円を下回ると買われるが27,700円を超えてさらに買われることもないという感じで閑散小動きとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて冴えない展開だった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。先物もまとまった売り買いは少なく、指数を動かす場面はほとんどなかった。方向感を持った売り買いは見られず、小口の持高調整が中心だった。
28,000円を割り込むと一気に27,500円を試すことになった。この水準では底堅さも見られ、今度は保ち合いの上限を探りに行くことになるのだろう。積極的な売り買いを急ぐような材料もなく、持高調整のなかで空売りがどこまで積み上がるかということになるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
下値を試す動きとなった。目先的な安値の節目とみられる27,500円で下げ渋りとなり、ここから再度基準線や25日移動平均線まで戻すのではないかと思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
想定通りの展開ではあったものの決算発表が本格化するまでの持高調整の売り買いが中心という感じだ。今年は東京オリンピックもあり、無観客ということで経済効果も限られ、夏の消費に対する警戒感が出るということもあるだろう。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことには先が見えないということなのだろう。東京オリンピックも懸念材料でしかなく、経済効果も期待できないなかでどのように株式市場で織り込んで行くのかが注目されるが、特に材料視されないということなのかもしれない。
単純に東京オリンピックがあるというよりは4連休を控えているということ、そして決算発表が本格化するということでの持高調整だけの相場ということだろう。日銀の金融政策や政府の経済対策などの施策も特に何があるということでもなく、株式市場は目先の値動きに反応するということなのだろう。
ただ、結局は業績面での裏付けのある銘柄が売られれば買われるということになるのだろうし、買われすぎ銘柄の修正安はまだまだ続くということなのだろう。決算もある程度は織り込み済み、特に買われ過ぎ銘柄は織り込まれていると思うので決算発表には「出尽くし」で反応するものと思われ、指数も上値の思い展開が続くのだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」と
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