日経平均   27,388.16 円 ▼ 264.58 円
≪東証一部≫
売買高    10億8,646万株
売買代金  2兆3941億6200万円
値上り銘柄数 441 銘柄
値下り銘柄数 1,656 銘柄
騰落レシオ(25日) 81.66 %
為替 1ドル=

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株が大幅安となったことを受けて売り先行、一時切り返すも売り直されて下値を試す動きに

米国株が大幅安となったことから売り先行となった。売り気配から始まる銘柄などもあって総じて冴えない始まりで、寄り付きの売りが一巡となると底堅さは見られたものの戻りも鈍く底値圏での動きとなった。それでも寄り付きの水準を大きく下回るということでもなく、底堅さが確認されると買戻しも入り、節目とみられる27,500円を上回って高値で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は特に動きは見られなかったが、買戻し一巡から再度売り直される展開となり、後場は下値を試すようなうごきになった。それでも前場の安値を下回らずに底堅さがみられると買戻しも入ったが、今度は節目とみられる27,500円を抜けきれなかったことから手仕舞い売りも嵩んで安値圏での引けとなった。

小型銘柄も総じて冴えない展開となった。東証マザーズ指数、二部株指数や日経ジャスダック平均と揃って軟調だった。先物はまとまった買いはほとんど見られなかったが、指数を大きく下押すような動きも少なく、指数を動かす場面はほとんどなかった。先物主導で売りが売りを呼ぶ展開とはならなかった。

27,500円の節目で下げ止まるかと期待されたが、冴えない展開となった。底値圏での上ヒゲ線なのでここで底入れとなった可能性も高いが明日は4連休を控えての持高調整が中心となりそうで、売られたものが買われ、買われたものが売られるということになりそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
下値の節目を試す動きになったが、27,500円をキープ出来なかった。上ヒゲ線で「塔婆」に近い形であり、ここで底入れとなった可能性も高い。

☆ あれやこれやと一言 ☆

相変わらず何に反応しているのかよくわからない相場ではあるが、持高調整の売りや見切り売りが嵩んでいるものと思われ、比較的大きな下げとなった。それでも売りが売りを呼ぶような展開でもなく、見切り売りが多いという感じだ。

空売りが積み上がったという感じでもなく、まだまだ下値模索なのだろうが、4連休を控えての手仕舞いの売り買い、そして「連休明け高アノマリー」も期待してみても良いと思う。弱気なむきが多いだけにいったんは戻すのではないかと思う。

基本的には米国株のバブルが弾けたという見方も出来そうだ。ただ、本格的に弾けるのはあくまでも決算発表が出揃ってからということになるのだろうから、とりあえずはいったん戻す場面もありそうだ。高値をどんどん更新するという状況でもないのだろうが、底堅さは見られるだろう。

日本市場もここからは底堅さがも見られると思う。日経平均VIもさほど上昇しておらず、売りが売りを呼ぶような展開からとにかく売らなければということでもない感じだ。とりあえず塩漬けになりながらも様子を見るという向きも多いのではないかと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。