日経平均   27,584.08 円 ▼ 57.75 円
≪東証一部≫
売買高    10億7,402万株
売買代金  2兆4380億9100万円
値上り銘柄数 473 銘柄
値下り銘柄数 1,648 銘柄
騰落レシオ(25日) 85.71 %
為替 1ドル=109.05 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

好決算に反応して指数を押し上げるものも見られ、軟調ながらも底堅い展開

米国株は高くなったのだが、日本市場は夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が冴えない展開となったこともあり、売り先行となった。寄り付きの売りが一巡した後に月初の買いの続きも期待されたが、特に買いが入ったわけでもなく、さらに手仕舞い売りに押される展開となった。ただ、本日も27,500円の節目を割り込むと買戻しも入るという状況で底堅い展開となった。指数に影響の大きな銘柄が好決算を発表して買われ指数を押し上げる展開となった。

昼の時間帯も特に売り急ぐということでもなく、後場も下げ渋りとなった。それでも上値が重いということで売り直されるものもあり、再度下値を試すような動きもあった。それでも今度は27,600円を割り込むと売り難いという感じで指数は動かず、方向感に乏しい展開となった。結局最後は買戻しも入り前日比横ばいの引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は大幅安、二部株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かす場面もほとんど見られなかった。積極的な売り買いが少ない感じだった。

月初の買いが続いているとみて良いのだろう。昨年の例などを見ても2~3日続くケースもあり、米国の経済指標などに反応しながらまだまだ保ち合いが続くということなのだろう。決算発表が出揃い、米国の経済指標の発表などが出揃うと一気に手仕舞いを急ぐことになるだろう。空売りが積み上がらないと意外に大きく下げるということもあるかもしれない。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
依然として下値模索という状況だ。雲のねじれの日柄でもあり、底入れ感が出るかどうかということになる。

☆ あれやこれやと一言 ☆

今日は月初の買いが入っていなかったようだ。買いが入らなくなった割には指数に影響の大きな銘柄が好調な決算発表で買われて指数を押し上げたことで堅調となった。ただ、依然として買い気に乏しく買われすぎ銘柄の修正安も続いており、冴えない展開が続きそうだ。

一時期に比べて空売りが全く積み上がらず指数を押し上げることがなくなった。やはり、日経平均レバレッジ型の信用取引の保証金率引上げが効いているのだろう。加えて日経平均採用銘柄の株価算定方法の見直しもあり、「買えない」ということだ。

日経平均に関係なく、買えるものは買えるということには違いないのだからここからさらに買い上がることができるものもあるだろう。ただ、好調な決算が期待されるものは既に大きく上昇しており、この時期に高値更新となった銘柄はとてもではないかが買い難い。

結局安くなっている銘柄を買うわけだが、安くなっている銘柄は安いなりの理由があるのだからなかなか上がらないことが多い。ただ、下値不安が少ないということもあり、高配当利回り銘柄で底値圏にあるものなどは買っても良いのだと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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