日経平均   30,323.34 円 ▼ 188.37 円
≪東証一部≫
売買高    12億6,150万株
売買代金  3兆4660億0300万円
値上り銘柄数 892 銘柄
値下り銘柄数 1,186 銘柄
騰落レシオ(25日) 134.31 %
為替 1ドル=109.25 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

日経平均は軟調、TOPIXは下げ渋り

米国株が堅調なことから買い先行となった。ただ、目先的な過熱感もあり、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、前日の終値を意識した水準で小動きとなった。その後中国企業破綻の噂が改めて取り沙汰されるような場面もあり、手仕舞い売りを急ぐ動きとなって軟調となり、いったん前日の終値を下回ると手仕舞い売りを急ぐ展開となった。買い気に乏しく買戻し一巡となったものから売られるということで安値圏での引けとなった。

昼の時間帯は先物に買い戻しもあって下げ渋り、後場も下げ渋りの始まりとなったが、戻りの鈍さを嫌気して売られ、大きく下落する場面もあった。ただ、まだまだ強気な向きも多く、下がれば買戻しも入り下げ渋りとなった。それでも戻れば売りというような雰囲気になって、最後は買戻しも入ったもののどちらかというと安いところでの引けとなり、久しぶりの陰線となった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されて総じて軟調となった。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は大幅安、二部株指数も軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、断続的な売り買いは見られず、持高調整の売り買いに右往左往しているような感じだった。

過熱感も強く、買戻し一巡となったものから売られるという展開になった。これまで指数を牽引した東京エレクトロンなどが大きく売られ、ソフトバンクGなど中国関連銘柄も売りが嵩んだ。結局は買われすぎからの修正ということで当面調整となると思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
漸く陰線が出現、一気に調整感が強まった。移動平均線からの乖離も大きく、日柄調整となるか一気に値幅調整となると思う。

☆ あれやこれやと一言 ☆

寄り付きの高値からみると大きな下落となった。久しぶりに大きな陰線ということで一気に調整感が強まるということもありそうだ。注目されるイベントがあることや連休もあり、連休明け高アノマリーは期待されるものの、一方向に動き安い相場で今度は調整となると一気に下落するということもあるかもしれない。

配当取りの持高調整や日経平均の銘柄入れ替えの影響からいったん方向転換となると今度は一気に調整ということもあるかもしれない。買いが買いを呼ぶ展開が終わり、今度は売りが売りを呼ぶような展開になるかどうか一応警戒しておいても良いと思う。

特に買い上がる材料があったということでもないので、目先の需給が崩れるとちょっとした調整が起こるということだろう。ここでから売りが積み上がればすぐにまた高値を目指すようなこともあるのだろうが、皆が高いと思っているだけに空売りが入りやすいといえるが、果たしてしっかりとから売りが入るかどうかということになる。

いったん買戻し一巡となったものから売られるということになるのだろうし、日経平均の採用銘柄入れ替えの影響や配当取りのための現物売り、先物買いの動きで指数が大きく振らされるということになりそうだ。まだまだ上にも下にも波乱はあるだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。