日経平均 29,215.52 円 △ 190.06 円
≪東証一部≫
売買高 9億9,279万株
売買代金 2兆4409億0000万円
値上り銘柄数 1,115 銘柄
値下り銘柄数 962 銘柄
騰落レシオ(25日) 86.65 %
為替 1ドル=114.13 円
☆ 市況概況 ☆
日経平均に影響の大きな銘柄が買われる
米国株はまちまちとなり、寄り付きの状況もまちまちだったが、指数に影響の大きな銘柄に買いが入って日経平均を押し上げ堅調な展開となった。北朝鮮のミサイル発射などが報じられたが特に材料視されず、買い戻いり一巡後は手仕舞い売りもあって上げ幅を縮する場面もあった。それでも日経平均に影響の大きな銘柄に買戻しが入り、値持ちの良い展開だった。
昼の時間帯は特に動きは見られなかったが、後場に入ってからも値持ちの良さを好感して買われる場面もあった。それでも積極的に買い上がるというよりは買戻しが主体と見られ、上値の重さが確認されると、値持ちは良いものの買われないということで指数は小動きとなった。結局最後は手仕舞い売りに押される場面もあったが、売り急ぐこともなく、値持ちの良い展開だった。
小型銘柄も堅調なものが多く見られた。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物は特にまとまった売り買いが見られたわけでもなく、指数を大きく動かす場面も少なかった。指数に連れての動きで、先物主導で大きく方向感がみられるということでもなかった。
インフレ懸念は根強いものの芳しくない決算発表や経済指標の発表があったということでもなく、特に中国経済の停滞を嫌気するようなこともなく、相場全体で動くという感じでもない。個別に業績や目先的な需給で動いているだけであり、ここから決算発表が始まるところでもあり、さらに個別の動きが中心となるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
基準線は抜けたが25日移動平均線に上値を押さえられている。ここからさらに上伸となるというよりはいったん雲のサポートを確認するような動きになるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず相場全体での動きとならず目先の需給で個別の動きになっている。今日はとにかく日経平均に影響の大きな銘柄が買われたという感じだ。日経平均に寄与度の高い銘柄だけが高いという感じで相場全体としては膠着感が強まっている。
決算発表を見極めたいということで、空売りの買戻しを急ぐ動きが出ているようだ。持高調整の売り買いで個別に右往左往しているだけで、相場全体としては方向感が見えていないということだろう。特に買われすぎ銘柄の修正安が一服となって指数を押し上げている。
芳しくない決算も織り込み済みという銘柄も多くなっているように見えるが、要は目先の空売りが積み上がっているかどうかということなのだろう。加えて、新しいファンドの資金などが入りやすいということで、個別に買われているもの、空売りが入っているものなどがみられるということだろう。
決算発表が始まるところで、どこまで織り込んでいるか、さらに新型コロナウイルスの感染拡大が止まったことや商品相場が大きく上昇していることなどをどこまで織り込んでくるのかなどが今後注目されるところだ。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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