2021年12月3日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

注目のOPECプラスが開催された。トレーダーの間では供給拡大の見送りが広く予想されていたが、OPECプラスは、1月も原油供給を日量40万バレル増やす計画で合意。ただ、オミクロン株が需要に及ぼすリスクが明確になれば、供給拡大をいつでも見直す可能性があることを付け加えている。これを受け、米WTI原油先物は一時62.43ドルまで売り込まれる局面もあったが、クローズは66.87ドル。呼応して米ドル/カナダドルは1.28ドル台とカナダ安となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

先週11月26日(金)から、オミクロン株の影響でリスクオフに急速に傾斜したため、その懸念が払拭されると、早晩米国株が戻り、リスクオン相場が復活する可能性はあるものの、ファイザーからの発表があるまでは方向感は定まらず、リスクは限定的にしている。ファイザーの発表があるまでは、スウィングポジションは限定的に。オシレーターを多用して、短期売買を中心にする。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。