2021年12月13日9時時点に齊藤トモラニさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週10日(金)のドルはNY時間までは強含みだったがCPI発表を境に反落した。ドルインデックスは前日9日(木)の96.203から96.050へと下落している。ドルインデックスは12/3~12/13の天井圏は終了して、12/7~12/17の底値圏に向かった値動きかと思う。エリオット波動的には11/24に上昇c波の高値が終了し、下降d波の下げに入っているように見える。一方、ユーロ/米ドルは12/6~12/15の天井圏に向かって反騰しているようだ。メジャー8通貨のうち勝ち組ではポンドが最強通貨となり、それに僅差で豪ドル、ユーロ、スイスフランが続いている。一方、負け組ではカナダドルが最弱通貨となり、ドル、円、NZドルが続いている。先週10日(金)の米ドル/円60分足チャートをみると10日(金)の午後8時の足で113.79円付近の高値を付けた後下落して翌11日(土)の午前1時の足で113.22円付近の安値を付けている。米ドル/円の一日の値幅は56.6pipsとまずますの値動きだった。米ドル/円はタイムサイクル的には12/3~12/9の天井圏が終了、12/7~12/13の底値圏に向かった値動きと思われる。エリオット波動的には下降D波に入っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週初のFX戦略としては、米ドル/円は短気的にはハッキリしないものの、中長期的には下落すると思うので売り場探しかと思われる。またドルは続落がありそうなので、ドルストレート通貨の買い場探しかと。先週10日(金)に対ドルで上昇しなかった(出遅れた)カナダドル、NZドルの買いが面白いかもしれない。NZドル/米ドルは0.6765ドルの損切をバックにトレンドラインを超えてきたら買えるかと思っている。

齊藤 トモラニ(トレーダー兼セミナー講師)
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナーの受講生。セミナー受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として弊社へ入社。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。