この記事は2022年2月2日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2022年2月2日(水)の午前10時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんに聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一 青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
2022年の1月はアッという間に終了した。同月のハイライトは、FRBが利上げに向かう流れのなかでグロース株が急落したこと。
同月、米国株インデックスのパフォーマンスは、S&Pは5.3%のマイナスだが、グロース株がメインのナスダックは8.9%の急落。それに追随した為替市場では、リスクアセットのオセアニア通貨が急落し、ドルや円が買われている。
▽年初来主要通貨の対ドル騰落率
現在の為替相場の戦略やスタンス
現在はリスクオフの展開だが、今回の特徴は、豪ドルよりもNZドルが急落していること。そして、リスクオフにも関わらずスイスがあまり買われていないことだ。
どちらにせよ、米国の利上げはまだ1度も始まっていない段階で、米国株は波乱含み。為替では、NZドル/円が日足では売られ過ぎを点灯しているので、チャンスを待ちたい。先週末に大きく売り込まれたことで、NZドル/円は現状では手を出さず、戻り待ちだ。
▽NZドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。