この記事は2022年4月21日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年4月21日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円相場の連続陽線記録は2022年4月13日でストップ。20年ぶりの129円台に突き出した「上ヒゲ」が調整局面入りを示唆しているように見える。

もっとも、相場格言によると「初押しは買い」とされ、127円台は絶好の買い場のようにも映る。128円台では強弱感が対立しやすいと見られ、この水準では値動きが荒くなりそうだ。

ただ、日銀の金融緩和維持とFRBの利上げ継続という「日米金融政策の方向性の違い」は鮮明で、このためドル高・円安基調が崩れる公算は小さいだろう。

月初来の上げ幅の38.2%押しにあたる126円台半ば(厳密には126.44円前後)までは調整の許容範囲と見ておきたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円130円の大台回復はやや遠退いた印象が強く、目先的に上値追いの機運は高まりにくいだろう。下げ止まりのポイントを確認してから再挑戦する事になりそうだ。

▽米ドル/円の4時間足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。